Moonlander Mark 1を購入した

まえがき

最近、慢性的な肩こりとそれによって引き起こされる頭痛が悩みの種になっていた。 毎日ストレッチすることで改善はするものの、完治はしないので、何か別に原因があるのだろうと思っていた。

いろいろと自分なりに分析してみた結果、PCで作業しているときの姿勢に問題があるのではないかと思い、肩こりに良いといわれているエルゴノミクスキーボードの導入することにした。

入力デバイスは安定供給性が高いものを選定したいという考えを持っているので、自作キーボードには手を出さず、市販のエルゴノミクスキーボードの中から有名どころを探すことにした。 その過程で、ErgoDox Ezという有名なエルゴノミクスキーボードを販売しているサイトが、ErgoDoxの後継となる?新しいエルゴノミクスキーボード "Moonlander"を販売していることに気づいた。 組み立て済みだったり、ケーブルがUSB-Cだったりと、ErgoDoxよりも洗練されている印象だったので、Moonlanderを購入してみた。

その結果、あっさり肩こりが解決されたので、導入して良かった。

Moonlanderを購入

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zsa.ioで購入した。 値段は$365 (UPSの海外配送料込み)で、当日のレートで約4万円だった。 サイトには発送まで3週間かかると書かれていたが、実際には2週間で自宅に到着した。

余談だが、UPSは土日配送しないと高を括っていたら、いつの間にかクロネコヤマトに引き継がれていて、日曜日に届いた。 その場で輸入消費税(1200円)を支払う必要があり慌ててしまったので、事前に用意しておくと良いだろう。

良かったこと

肩こりがなりにくくなった

なりにくくなったというか、ほぼ感じなくなった。 Moonlanderを使った後にHHKBを触ると、巻き肩になっているように感じるので、エルゴノミクスではないキーボードでは肩に負担がかかるというのは正しい模様。

キーのカスタマイズ

キーカスタマイズの自由度が非常に高いおかげで、PC側にキーリマッパーを入れる必要がなくなった。 単にキー自体をリマップできるだけでなく、複数キー同時押し時の挙動を制御できるのが便利。 自分はctrl + hjklで矢印キー扱いにする設定をしている。

気になること

打鍵音

カニカルスイッチに詳しくないので、一番無難そうな赤軸を選択したが、そこそこ打鍵音が気になる。 スイッチは簡単に差し替えられるので、サイレント赤軸という静かな軸に今後変えるかもしれない。 また、打鍵感もHHKBに使われている静電容量無接点スイッチのほうが好みだった

安定供給性

キー配列が特殊なので、一度慣れてしまうと他のキーボードが使いづらくなる。 そのため、故障や追加購入がいつでもできるような安定供給性があると嬉しいのだが、小さな会社が作っているので、HHKBと比べると安定供給性に不安がある。 キースイッチは簡単に交換可能だし、電気回路の知識と道具もあるので、ある程度の故障は直せそうではあるが。

値段

数年間使い続けると思うので、長い目で見ると良い投資なのかもしれないが、やはり1台で4万円というのは高価

総評

比較的高価な買い物ではあったが、導入以降、明らかに肩こりが改善されていたので、長い目で見たらかなり良い投資だったと思われる。