macOSからWindowsへ移行を進めている

十年弱使い続けてきたmacOSからWindowsへの移行を進めている。移行を進めている理由は、興味がWebからARやComputer Vision(CV)へ移ったからだ。 

ARやCVでは大容量なメモリやCUDAが必要になるが、Macはメモリが割高かつCUDAが使えない。CUDAというか、そもそもnvidiaGPUが使えない。

Windowsなら好きなハードウェアが使えるし拡張性もある。自分でPCを組んでしまえば、必要に応じて性能を上げられる。ただ、Unixコマンドが使えないため知識や過去のコードが使いづらい。その点だけが課題となり移行の決断をできずにいた。

 

ところが最近になって、Windows Subsystem for Linux(WSL)によってWindows10でUnixコマンドが使えるようになった。Dockerなど一部のアプリケーションがWSL1では動かないが、6月に正式リリースされるWSL2で解決される。DockerコンテナからのGPUアクセスやGUIアプリケーションのサポートも今後のアップデートで行われる予定らしい。

さらに、Windows TerminalというMicrosoft純正のターミナルエミュレータも開発が進んでいる。Windows Terminalではタブでシェルを切り替えることができる便利機能が搭載されている。これにより、cmd.exeやpowershell.exeだけでなくWSL上のbashもまとめて使える。

 

それならばということで、先月Windowsデスクトップを購入した。ショートカットキーの違いに戸惑っているが、おおむねMacで行ってきたことがWindowsでも実現できた。そもそものスペックが違うので比較にならないが、OpenCVのビルドやUE4が圧倒的に速くなって快適だ。